メキシコ人の両親を持ち米カリフォルニア州に生まれたBecky G。今やラテンアメリカ圏では引きも切らない売れっ子レゲトン歌手である。
妖艶なルックスを湛えながら97年生まれという、まさに新世代の歌姫。キャリアのスタートはラッパーだったらしい。
日本ではすっかり売れっ子のオースティン・マホーンと付き合っていたとか。
レゲトンというと、良く言えばセクシー、率直に言って下品なイメージがある。中南米の若者からの支持は熱いようだが、教養ある者は「悪趣味」と一蹴する。
Becky Gもご多聞に漏れずで、楽曲の大半がセクシー路線。その中で『Mayores』がどのような曲かというと…ずばり“年上”である。
<年上が好きなの 紳士って言われるようなひとがね>
<大きいのが好きなの 口に入らないぐらい大きいのが>
そんな歌詞。
ラップ部分ではBad Bunnyのご登場である。レゲトンの本拠地・プエリトリコ出身の人気ラッパー、ここでは“年上”の独白パートを担っている。
<年上の男が好きって本当かい? 俺は年寄りってわけじゃないが口座なら持ってる 年中無休でアンタを楽しませられるよ>
ってなところか。
まぁもう少しオブラートに包めないものかとは思うが、若者や経済的に豊かでない層にはこれぐらい直接的な内容の方が刺さるのだろう。
サザンオールスターズが『勝手にシンドバッド』でデビューした際はバカ丸出しと言われたというし、ORANGE RANGEの『ロコローション』が流行したときも教育に悪いとか何とか言われたものだ。
ジェネレーションギャップとかカルチャーギャップというのは、いつの時代・どこの文化圏にも存在するものなのだろう。
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