DJDD's FANTASTIC TUBE SHOW

クソDDのライト音楽ヲタが"make my day"な曲を好き放題語る

胸が高鳴る恋と歌【Boo'd Up/Ella Mai】(2018)

何と大人びた声。芯が強いようでいてたおやかさもある…形容するのが難しい。

もともと米R&BシンガーのJoelle Jamesが自分用に書いた曲だが、誰かに提供したいと思い直してシンガーを探し始めたところ、「まさに彼女にぴったり」と感じる人物に出会う。

それこそがElla Mai(エラ・メイ)であった。

アイルランド人の父とジャマイカ人の母をもつメイは、BIMMというロンドンの音楽学校で学び、X Factorにも出演。

数枚のEPをSoundCloud上などで発表してきたが、この楽曲がまさに転機になった。

とは言えこの曲、イギリスでのリリース当初は大きな話題にはならなかった。

それがどういうわけか、SNSやアメリカのクラブ界隈で話題沸騰。翌年にはBillboard Hot100で第5位につけ、グラミーのベストR&Bソングを獲得するに至った。

Booとはヒップホップ界隈から出てきたスラングで、恋人とかソウルメイトといった意味をもつ言葉。

さまざまなネット情報によると、Boo'd upで恋人同士になるということらしい。

サビのba-dum, boo'd upBiddy-da-dum, boo'd upは、心臓の高鳴りを表しているのだろうか。「ブダッ」と止まるところで身体がフワッと浮いて、まさにUPする心地良さがある。

元来ba-dumとは、司会の発言をはやし立てるためにドラマーがバタバタと叩く様を表す言葉。ドンガラガッシャーンに近い擬音語でもあるようだが、この曲ではチルなトラックにこの上なくマッチしている。

曲の内容はこのうえなくハッピーなのに、声とコード進行に胸を鷲掴みにされて涙が出そう。延々と聴いていられる。

Boo'd Up

Boo'd Up

  • エラ・メイ
  • R&B/ソウル
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

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