シンガー、ラッパー、ドラマー…と何足もの草鞋を履くAnderson .Paak(アンダーソン・パク)。
そのPaakがツアーなどのライブを共にするバンドも、Free Nationals名義で12月にアルバムデビューを果たした。
このアルバムをひっさげての「世界初ライブ」を2020年2月、東京で行うというから光栄なことだ。
セルフタイトルの同アルバムに、2番目のシングルとして収録されたのがTime。
これからのお互いの「時間」について話し合っているようで、やっぱりうやむやにしたそうな男女のストーリーのようだ。
エレキ・ピアノやホーンセクションを効果的に用いたネオソウルである。
この楽曲のメインボーカルを務めるKali Uchis(カリ・ウチス)は、コロンビア出身のシンガー・ソングライター。
ソウルやR&Bを得意としており、この曲でもほどよく力の抜けた歌唱を披露している。
声質がなんとなくAnderson .Paakに似ている気もするが、このちょっと中性的な声が曲の浮遊感の中で際立つのだろう。
フルートなんかが入ってくることで一気に小洒落感と深夜っぽさが増す。
場面はLAの高層階。窓の外の輝かしい風景をバックにカクテルを傾ける男女の姿が目に浮かぶ。
この曲のリリースは2019年6月。短いながらも、アンニュイな曲の雰囲気にベストマッチなラップを吹き込んだMac Millerは、前年に若くして命を落とした。
つくづく勿体ないことをしたと思う。
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