ついにやなみん(梁川奈々美)卒業の日がきてしまう。
ハロプロユニットのカントリー・ガールズ5枚目のシングルにして、"プレイングマネージャー"こと嗣永桃子が参加した最後のシングル。
嗣永の引退以降の動向が注目されていたカントリー・ガールズはこの後、活動縮小という結果を迎えることになってしまった。
以後シングルは配信限定でリリースされており、フィジカルを伴うシングルはこの曲が最後になっている。
嗣永は自らの卒業ソングをもらうことはなかったのだけど、この曲の冒頭で長いソロを披露している。
この曲の最大の見せ場は、実はこの冒頭かもしれない。
テレビでの「許してニャン」のイメージが強すぎた嗣永、実は精密機械のごとき音感とストレートな歌声の持ち主。
特にハイトーンの伸びには定評があり、このソロでは思う存分堪能することができる。
曲全体としてはノスタルジックなミディアムナンバー。
カントリー・ガールズはその名から連想される通りアメリカンテイストの曲が多い。
この曲もアメリカ人の大好きなピーナッツバターとジャムの甘い組み合わせをイメージしている。
作曲のエリック・フクサキはペルー生まれの日系三世。
彼の作る楽曲は情熱的なラテン歌謡が主だが、この曲で屈指のメロディメーカーであることを示した。
調性は少しふわっとしていて、AメロはG、Bメロとブリッジはマイナー系、サビはEとうつろう。これが効果的にキュンとくる展開を形作っている。
サビの半音ずつ下がってくるコードが甘ずっぱく、まさにピーナツバターといちごジャム。
そのサビではギターアレンジにも要注目だ。前小節の最後の拍に引っ掛けながらのグリッサンド、これが最高に気持ちいい。
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