2014年、中国全土を席巻した曲があった。それが中国人デュオ筷子兄弟(Chopstick Brothers)による『小苹果』(Little Apple、小さなリンゴ)である。
この曲自体はシングル曲でもなく、単に筷子兄弟が出演する映画のキャンペーンソングだったのが、中国人なら子供から大人まで誰でも知っているという超有名曲になってしまった。
日本における『恋するフォーチュンクッキー』やピコ太郎現象のようなものだろう。
イントロが流れただけで身体が勝手に動き出す。Aメロ・Bメロは非常に単純なメロディラインだが、なぜか全体的にすごく中国っぽいのである。
サビはややメロウなメロディで、確かに非常にキャッチー。というか一度聞いたら頭を離れず気が狂いそうになる類のものだろう。
<君は僕のかわいいリンゴちゃん>という歌詞をこの二人がこの振り付けで歌っていると、どうしても笑ってしまう。
簡単なダンスなので、覚えて中国人のお友達の前で披露すれば大喜び間違いなし(実践済)。
ただこのMV、輪廻転生を描いた寸劇仕立て(有名映画のパロディ?)のため、曲を聴こうとして見ているとけっこうイラっとする(笑)
カバーバージョンもいくつかあるが、韓国に存在していた女性アイドルグループT-ARAによるものが最も有名だろう。
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